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保温・保冷工事

ビルや工場、住宅などの配管やタンクなどの冷暖房設備、給排水衛生設備に熱を伝えににくい「保温保冷材」を取り付け熱を外へ逃がさないようにしたり、または外部からの熱の侵入を防ぐ工事を「保温保冷工事」または「熱絶縁工事」といいます。この工事により配管やタンク等の熱の損失が最小限に抑えられ省エネルギーとなり、地球温暖化対策に不可欠な役割を担っています。

防露工事

低温の部分がその表面温度以上の露点温度をもつ空気と接触したとき、その表面が結露します。これを防ぐためにその表面を保温もしくは、吸湿性の被膜を作る工事です。

板金工事（ラッキング）

保温保冷工事で作業した保温保冷材をさらに保護する薄い金属の板状の材料を取り付ける工事です。給排水管の保温や断熱材に用いられている素材としては、主にグラスウールなどがありますが、断熱・耐熱には優れているものの紫外線や衝撃には弱い素材のため、保温保冷材を守る補強が必要となり、金属性のラッキング処理が行われます。ラッキング材を巻くことで、保温保冷材を守りつつ耐候性を高めます。一般的に多く見られるのはビルやマンションなどの大規模な建築物です。